お客さまを成功に導く羅針盤
企業活動とは、何を行うべきかと、何を行うべきでないかを計画し、実行と改良のプロセスを繰り返すことです。マーケティングリサーチの役割は、このプロセスの成功確率を上げることにあります。
どんな組織も、顧客に聞かなければ、何を成果とすべきかはわかりません。モノやサービスの価値は、モノそのものに内在しているのではなく、価値を見い出してくれる顧客の中にあるからです。私たちリサーチ部のミッションは、その顧客を詳らかにし、企業が進むべき方向を指し示す羅針盤になることです。
リサーチャーの成長は日々の鍛錬あってこそ
「猫って小さくて可愛くて、私には欠かせない存在なんですよねぇ」とふたりの人が言っているとします。 このふたりは共通の趣味嗜好があると言えるでしょうか。
ひとりは同棲していた彼氏と別れた直後で、もうひとりは家にネズミが出て困っていたのだとしたら…。
全く同じことを言っていても、意味も同じとは限りません。言葉はその人の経験や体験に基づくため、価値観や役割などのフィルターがかかります。また、まったく同じデータを見ている数人のリサーチャーが、それぞれまったく異なる解釈をすることも多々あります。「50%は高いのか低いのか」。こうした問題に常にさらされ続ける仕事です。
私たちは生身であるがゆえ、自覚できない考え方の癖があります。その癖をチームで意見交換しながら矯正し続けることが、リサーチャーとしてだけでなく、ひとりひとりの人間性の成長に繋がると考えています。
「リサーチャーは森羅万象を高精細画像で写し取る生身の鏡でありたい」。これは大先輩の言葉です。
頭脳労働から文化祭まで
リサーチの仕事はとにかく幅が広いです。
調査設計や分析を行うためのリサーチやマーケティングに関する専門的な知識だけでなく、生活者から本音を引き出すための聞く技術や、大量のデータを集計・解析する技術、お客さまと生活者の双方がリラックスしてインタビューに参加できるようにするためのおもてなし術など、様々なスキルが身に付きます。 また、方法論的には社会調査も市場調査も同じですから、「社会調査士」の資格を保有されている人は実力を発揮しやすい仕事です。
分業制を取らないプラグならではのやりがい
プラグでは、リサーチディレクターとリサーチャーがチームとなり、お客さまとの打ち合わせからプロジェクトの企画設計、実査、分析プレゼンまで一貫して関わります。
それぞれのフェーズで求められる専門性は異なり、何日も頭も悩ませるような仕事もあれば、みんなで協力しながら什器を組み立てたり小道具を作ったりして調査会場をセッティングする文化祭前夜のような仕事もあります。
それぞれにやりがいと楽しみがあり、得られる達成感も様々です。
また、隣に右脳集団のデザイン部があり、その人達と協業することも少なくありません。
全く発想が異なるデザイナーとのディスカッションは非常に刺激的で、プラグならではだと思います。